緊急事態宣言が発出されどこか気持ちも暗くなったりもしますが、こんな時にこそ超地元ネタの投稿で楽しんでいただこうと20年前には小冊子「篠山百景」で連載した「この地方の言葉(市役所サイトでアーカイブ有り)」を7年前にリメイク再掲載したものをまたまた掲載します。
篠山の敬語はタンゴのリズムのように
篠山人が人を敬って話す時、やたらと小さい「つ」が使われます。
「言うておられました」は「言うとったったっ」
「立っておられました」は「たっとったったっ」
極めつけタンゴのリズム「取っておられました」は
「とっとったったっ」!!!
子どもたちはいつもこんな会話をしてました。
「先生 昨日 何とっとったったん?」
「柿やで」
帰宅した子どもは母親に
「あんなぁ、先生 あの高い木の柿とっとったったんやて」
「え〜ほんまけ? 昨日あそこにたっとったったんは、先生やったんけ?」
「せやで」
しかし最近はこんなに味のある敬語を使う子どもが減ってきた気がします。
方言も標準語も話せるバイリンガルであれば嬉しいと思うのです。