シリーズこの地方の言葉③

〜こんな「まん」、あんな「まん」、いろんな「まん」が丹波篠山には居ます。〜

嫁と喧嘩して腹いせに呑み行った帰り、溝にはまり、その上帰宅後 居酒屋で食べた牡蠣にあたった、「ついてない男」に対して、丹波篠山の友人たちはこう言って慰めます。「なした、まん悪いんじょ!」

今日は地域の運動会。澄み切った空を見ながら、丹波篠山のおいちゃんはこう言います。「ええ まんやなぁ!」
イベントで賑わうお城周辺へ久々に訪れた丹波篠山のおばちゃんはこう言います。「おおとろし! まんぐるり人だらけやにぃ」

なんとなく理解できると思いますが、「まん悪い」は「運が悪い」とか「都合が悪い」とかそんな意味で使われ、
逆に「ええ まん」は「天気がいい」とか「お日柄がいい」とかそんな意味なんです。
「まんぐるり」は「周り一体」という意味になります。

天気が超いい日に劇団「花いちもんめ」の座長でもあり市議会議員でもあり酒好きのオヤジでもあるアダチクリーニングの足立義則氏に
「今日はどないですか?」と聞いてみてください。きっとこう言われます。
ウルトラまんやな〜」と。