〜「よばれてないけ」「よばれよよばれよ」〜
最近聞かなくなった標準語での「およばれする」(招待される)が、関西地方や丹波篠山で派生した「よばれよか」「よばれてないけ」や「よばれよ、よばれよ」。
これらはお招きされるという意味ではなく、食べ物や飲み物を「いただきましょか」「さぁ、いただきましょう」の意味で使われます。
また酒宴に招かれる場合の「およばれ」から派生した中には
「ちょっとお酒よんでぇな」
「ビールよんでくれてないけ」などという使われ方もあります。
知らない人からすれば
「何を呼ぶん??」「誰を呼ぶん?」とキョトンとされます。
「お寿司 よばれよか」
「お刺身 よばれよか」
「そろそろ時間になったし、よばれてないけ」
「はよ、熱々よばれよてや。冷めてまうで」
「お肉 やらこなったし、よばれよかいな」
等々・・・・和む言葉と思うのです。
カフェで「カフェオーレ よんでんか」と言うと店の女の子が
「はーい ちょっとお待ちください」と立ち寄ってきて
「あ、あのぉ、誰を呼べばいいんでしょうか?」なんでしょうが、
まちの喫茶店で「ホットよんで」と言うと何も聞かれずにコーヒーが運ばれてきますよ。笑